2/28 第一回講演会「日本外交の現場から 〜若手外交官と考えるグローバルなキャリアの作り方〜」

Bonjour!

昨年末から準備を進めてまいりました講演会が、ついに開催されました!

今回は「日本外交の現場から 〜若手外交官と考えるグローバルなキャリアの作り方〜」と題し、外務省国連政策課に勤務されている和田敦郎氏をお迎えして、お話をいただきました。

和田さんは、高校時代にリヨンに留学された経験をお持ちで、東京大学公共政策大学院卒業後、外務省に入省。ストラスブール政治学院修士課などを経て、在フランス代政財部外政班に2年間勤務され、仏外交分析やパブリックディプロマシーなどに携わったのち、現在は国連政策課で安全保障理事会を担当されています。

今回お話いただいたトピックは大きく3つありました。
1.もやもやした思いを大切にする
2.思い切って外に出る
3.日本でできることをやる

どのトピックも、和田さんが外交官になるまでに経験やその時々の思いを振り返った点と、いまのフランスと日本の外交にも関わる問題点(例えば慰安婦問題など)を絡め、これから私たち学生がグローバルなキャリアを作っていくために必要なこと、それらが後々の人生にもたらしてくれるであろうことをお話くださいました。

筆者が最も印象的だったことは、まとめの際に仰っていた、「仲間を大切に」ということです。
グローバルに活動する、つまり、外に出ていく、ということは、たくさんのリスクがあるけれど、それに一緒に立ち向かう、戦かう仲間がいれば乗り越えられる、というお話は、若くして広い世界で戦ってこられた和田さんだからこその説得力があり、そんな仲間に出会いたいと心から思いました。

ご講演をいただいた後のディスカッションでは、FFJEメンバーとご来場くださった学生の皆さんとで混じったグループを作り、「日本は現在の政策を転換し、移民を大量に受け入れるべきか」というテーマで各グループ内に賛成派・反対派に分かれて議論をしました。
ただでさえ多種多様な興味分野を持つメンバーが集まっているFFJEですが、参加してくださった学生の皆さんのおかげでより幅広い、そして深い知識が集ったディスカッションの場となり、メンバーにとっても非常に刺激的な時間となりました。

会終了後には、和田さんとメンバー、またご来場くださった皆様とで懇親会の時間を設け、和田さんには個人的な質問などにもお答えいただくことができました。
また、ご来場くださった学生の皆さんともたくさんお話することができ、これをきっかけにFFJEに興味を持ってくださったら嬉しく思います。

慌ただしい国際情勢によってずっとお忙しい中、お休みの時間を私たちに割き、貴重なお話をいただきました和田さん、本当にありがとうございました。
今回いただきましたお話を、これから歩んでいく人生でキャリアを考える際の参考として、和田さんのようなグローバルな人材として生きていけるよう、頑張っていきたいです。

今回の講演会は、たくさんの方にご参加・ご協力をいただきましたおかげで、無事終了することができました。
本当にありがとうございました。

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